Microsoft PowerPointを利用した大型ポスターの作り方

広いページに有機的に結びついた図を作成できれば立派ですが、入門として、まず、要素原稿を並べて作る方法を紹介します。ポスタースペースはおよそ幅1m×高さ2mですが、足元は見にくいのでせいぜいオマケを置く程度にして、枚数を考えましょう。上部表題には、題目、所属、氏名、学会名、講演番号、日時、場所などを書き込みましょう。お客サンは表題を見て、詳しく聞こうかどうかを判断します。表題の近くにまとめか概略を配置すると良いと思います。左上から右に進み、次の行へという配置だと、大事な結果、考察、結論が下部へ行ってしまいます。左上から縦に下に進んで、右の行へ移る縦配置の方が良い場合が多いです。

1.まず、PowerPointで原稿となるスライドを作成します。

2. スライド原稿が完成したら、ツールバーの[ファイル][名前を付けて保存]を選択し、ファイルの種類を「拡張Windowsメタファイル(*emf)」形式に選択します。メタファイル形式で保存することで、スライドを拡大縮小しても画質が変化しません。

3. 形式を選択したら、保存をクリックします。すると、「プレゼンテーションのスライドをすべてエクスポートしますか?それとも、現在のスライドだけをエクスポートしますか?」と聞かれます。ここでは[すべてのスライド]を選択します。こうすると、保存先(今の場合デスクトップ)にスライド一枚一枚がメタファイル形式(図)としてフォルダに格納されます。

4.次に作成した図を貼り付ける背景を作成します。ここでは背景もPowerPointで作成します。(Canvas等の図形作成ソフトでもOKだと思います。)縦型ポスターにする場合はスライドを縦に表示します([ファイル][ページ設定]でスライドを[縦]に選択)。デザインテンプレートの選択などで適当な背景にします。このとき、題目も作成します。PowerPoint上でテキストボックスを使用して直接書き込むこともできます。(ここでは題目もMicrosoft Excelを利用して同じくメタファイル形式で図として作成しています。)

5. 背景が完成したら、スライドをバシバシ貼り付けます。ツールバーの[挿入][図][ファイルから]を選択して先ほど作成したスライドを指定します。スライドを貼り付けると背景に対して大き過ぎまるので、図を右クリックで[図の書式設定]から[サイズ]のタブを選択して[高さ]を貼り付ける枚数に応じて調整します。[幅]は自動調整されるのでそのままでかまいません。(※高さ、幅の両方を指定してしまうと図として保存したスライドの文字などが変形してしまうことがあります。)

6. このようにすべてのスライドについて大きさと配置を決めます。スライドの大きさの統一や、位置の微調整も右クリック[図の書式設定]で行います。こうして一枚の背景上に複数枚のスライドを貼り付けます。後はPowerPointデータとして保存し、大型印刷機で印刷すれば完成です。

2005/10製作(牧野)